高校一年生の時に、タレント養成所に入り、その流れで二十歳の時に上京し
ました。
CMやドラマのちょい役など、ちょこちょこTVに出ていましたが、たいした
お金にはならず、アルバイトの毎日でした。
舞台をやってはお酒を飲み、いい加減ではありましたが楽しい毎日でした。
30歳で連ドラレギュラーが決まったものの、たいした見せ場も作れず、
気が付けば、TVの仕事が激減(と言うほどにも仕事はありませんでした
が・・・)
そして子供が生まれ、生活のために、役者とさようなら。
さあ、これからどうしようと思っていたところ、
<行政書士で資格起業>
と言う魅力的な言葉を発見!
よし、いっちょやってみるか!と軽いノリで勉強を始めました。
自分なりに色々な勉強方法を試行錯誤。
そして、平成21年度行政書士試験になんとか合格することができました。
まずは資格起業のスタートラインに立つことができ、今現在起業のために勉強中です。
俳優崩れの私でも、頑張れば国家資格を取ることができました。
そんな私の行政書士試験の勉強方法を、皆さんに提示しようと思います。
私は売れないながらも俳優として15年間生きてきました。
俳優としての下積みといえば、仲間内での舞台公演が多いと思います。
舞台をやるには、まず大事なのは台詞覚え。
当たり前ですが、台詞を覚えなくては芝居はできません。
映像と違い、やり直しはきかないので、一生懸命台詞を覚えて、稽古して舞台に立つわ
けです。
台詞を覚えるという行為は、俳優をやっている人なら誰でもできると思います。
当時、友達から、
「よくあんな長い台詞覚えられるね」
とよく言われましたが、正直、俳優をやっている人間なら誰でも覚えられること。
若い時ならなおさらです。
ふと、俳優をやめてから思うこと。
台詞を覚えるということは、暗記力を鍛えているということなのかもしれません。
ある意味、努力の賜物なのでしょうか。
そこで、俳優を目指す若いみなさんに提案。
そんな鍛えられた脳を、資格試験で生かすのはどうでしょうか。
正直、もし20代の頃にその発想が私にあれば、また違った人生があったと思います。
俳優兼行政書士。
弁護士試験は、人生の全てをかけて勉強しなければ合格は難しいと思います。
が、行政書士試験はそこまでの難易度ではない。(と言いつつも簡単ではありませんが)
行政書士という国家資格を持ちつつ俳優をやるというのも、俳優を続ける上でメリットにな
ると思います。